先生という名のヒーローへ
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- 2025年12月14日
- 読了時間: 7分
ーワンダーランド誕生のエピソードー

ワンダーランドの発案・企画担当の生田博子です。
このイベントが形になるまでは、10年以上の歳月がありました。 そのきっかけとなる保育園でのある出来事が私の心を揺さぶり、長年、心の奥底で消えることなく、小さな灯火を灯し続けていく夢となりました。
ここからは、なぜワンダーランドが誕生したのか?そのストーリーになります。少し長いですが、読んで頂けたら嬉しいです。
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第1章:きっかけは、ひとりの男の子の言葉
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「ぼくなんか、いなくたっていいんだ!」 「ぼくは、ダメなんだ!」
これは保育園で、5歳の男の子が、友だちとの喧嘩のあと、身体を小さく丸めるようにして号泣して言った言葉。
その姿に、胸の奥が、ぎゅっと締めつけられると同時に、こんな疑問が沸きました。
まだ人生が始まったばかりの子どもが、どうして、自分の存在をここまで否定してしまうのだろう?
私たちは保育園で、子ども達が自分らしく、その力を発揮できるための「生きる力」を育ててきたはずなのに…目の前の現実は、まるで逆の方向へ進んでいるのは、なぜなんだろう?
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第2章:子どもだけの問題?
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この出来事は、私が現場を10年ほど離れて、再び、子ども達と関わりはじめ、
なんだか、怒りっぽい子が増えているなぁ…という印象を受けていた、ちょうどその頃、
起こったことでした。
・僕なんて!と号泣する5歳の子
・感情のコントロールが難しく、自分の気持ちをうまく言葉にできない子どもたち。
・増える不登校や自殺
1998年には、すでに教育の中に「生きる力」という言葉が登場していました。
そのための改革も、積み重ねてきたはずなのに。
これは、本当に「子ども側」だけの問題なのだろうか?
教育の内容なのか、やり方なのか?
何かもっと重要なことがあるような気がしていました。
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第3章:怒りの奥にある、本当の感情
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答えを探すように、様々な研修や講座を受ける中で、
アンガーマネジメントに出会いました。
そこで知ったのは、怒りは二次感情だということ。
その奥には、
悲しみ、不安、寂しさ「わかってほしい」という切実な想いがあるということ。
そして、人にはそれぞれ安心できる「心の範囲」があるということ。
この学びは、子どもを見る目を、そして大人を見る目を、
何より「自分を見つめる目」を大きく変えてくれました。
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第4章:「答えを出さない話し合い」で開く心
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それと同じ頃、勤めていた保育園で、
ファシリテーション型のグループ対話が始まりました。
答えを出さない話し合い。
ただ、自分の思いや意見を話し、それを最後まで聴き合う時間。
そこで、ファシリテーターとしての役割をするにあたって
色々なレクチャーがあったのですが、
・椅子の置き方。
・距離感。
・話し合いの際の約束事。
など、そんなに細かく?と思うほど、話し合いの前の「環境づくり」がありました。
それが、どのように話し合う場に影響するのか?ということもわからずにいましたが
実際にその話し合いを進めていく中で
「この時間があるなら仕事を進めたい」
そんな空気感が漂っていた先生達も
徐々に空気が緩み、
自分の思いを素直に話せるようになっていく姿を見て
場のつくり方ひとつで、人の心の開き方が、こんなにも変わるのか。
ということを体感した出来事がありました。
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第5章:先生の変化が、保育の変化に
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そして、その小さな変化は、一年後には大きな変化となって現れていました。
・先生同士の自然な声かけ。
・クラスを越えた交流。
・気になる子への対応の協力。
・今までにない行事へのアイデアなど。
そしてそれは、子ども達にとっても
・遊びが深まり、
・居場所が増え、
・個性が花開いていくことに繋がっていました。
先生たちが自分を開示し、否定されずに最後まで聴いてもらう体験。
互いの価値観を知り、受け入れ、認め合う体験。
その体験を通じて安心安全の関係性ができたことで
「〇〇くん、今そちらのお部屋に行っても大丈夫?」
「〇〇組さんがダンスを見せたいって言ってるんだけど行っていい?」
「うちのクラス部屋に入るけど、〇〇くんまだ遊びの区切りがついてないみたいで、少し一緒に見ててもらってもいい?」など
先生達同士ですんなりと言い合えるようになり
保育の中で生き生きとした交流が出来るようになっていたのです。
そうして、
子どもの心の成長と、周りの大人が与える影響の大きさを知る中で、
保育をつくっているのは「カリキュラム」だけではない。
先生一人ひとりの価値観。
その日の感情。
先生同士の関係性。
それらすべてが、目に見えない空気となって、子どもたちに伝わっているのだ
ということを実感し
この頃から「子ども」だけではなく
「先生」自身が自分の心について知って欲しいと強く願うようになりました。
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第6章:私の中にいる、二人の「先生」
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私が先生にこだわっているのは2つの理由があります。
1つ目の理由は、上に書いたように 先生達自身の変化により、子ども達へも保育にも変化があるということを
実感したこと。
2つ目の理由は
忘れることのできない私の人生の二人の「先生」です。
1人目は、幼稚園の担任で大好きだった先生。
幼稚園で、とてもショックな出来事があり、
私は泣きながら、空き部屋に隠れていたことがあったのですが
探しに来てくれた先生は怒ることも、責めることもなく、
「どうしたの?」と理由を聞いてくれて
そして一緒に問題を解決してくれたのです。
そのときの安心感と、心強さと喜びの中
幼い心で、こう思ったのです。
「私も、こんな先生になりたい!」
もう1人の先生は
小学校でいじめにあっていた頃の先生たちです。
いじめの兆候は、あちこちに出ていたと思うのですが
私が毎日ちゃんと登校してくるので別段問題に思わなかったのか
そもそも、気づいていなかったのか。
気づいていたけれど、見ないふりをしていたのか。
真実は、今もわかりませんが。
確かなのは、先生たちは私を守ってくれる存在ではなかったということです。
この2人の「先生」が
私自身の人生において大きな影響を及ぼしたから。
だからこそ「先生」に伝えたかったのです
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第7章:心が折れそうになったその先に
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その後、コーチングやカウンセリングや色彩心理学などの学びを深め
自分の経験をもとに作成した「心の講座」を
これまでに約380名の先生方に届けてきました。
すると、
園の雰囲気が変わった。
意見が出やすくなった。
離職が減ったなどの変化があり
もっと先生達に心の学びを広げたい、知ってほしいその思いは強くなっていきました。
けれど現実は、そう簡単ではありません。
立派な学歴も、何の肩書きもない、
メディアに露出しているわけでもない、ただの一個人の保育園の先生。
話に共感はしてくれるものの
出来ることには限界があり
何度も心が折れそうになりました。
そんな時にUNOKYOの社長と出会ったのです。
UNOKYOでは既に保育園や幼稚園に非認知能力の右脳の研修を行なっていて、共通する部分があり、今回、UNOKYO主催で一緒にワンダーランドを企画させてもらえることになりました。
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第8章:非認知は、人生を支える「見えない土台」
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人生において何度も訪れる、重要な分かれ道において
この「非認知能力」は大きな支えとなってくれます
私自身いじめでひとりぼっちだった時も
仕事で窮地に立たされた時も
誰にも認めてもらえなくても乗り越えられたのは
この「非認知」の力でした
まさに「非認知」は「生きる力」
人生を支える「見えない土台」なのです
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第9章:これは、あなたのための物語
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こうして、ワンダーランドの企画は、
どこにでもいる、しがない一人の先生の心の奥に持ち続けた夢から始まりました
1人で始めた旅も
試練や挫折の中で仲間に出会い、力をもらって
今、目的地へ辿り着こうとしています。
先生達の中にも
私のように心の奥に消えない夢があるのではないでしょうか?
「本当に、これでいいのだろうか」
「もっと、できることがあるんじゃないか?」
そんなあなたに、伝えたい。
やりたいことを、やっていいんです。
夢や想いは、大切にしていいんです。
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最後に|冒険は、あなたと一緒に
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このワンダーランドは、あなたが参加してくれることなしには完成しません。
先生という名のヒーローである、あなたと一緒に。
静かな情熱を胸に
さあ、ワンダーランドへ向かう冒険へ出かけましょう!

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